ファーストサインとは
お手てのサイン+フェイスサイン+ボイスサイン=ファーストサイン
ファーストサインとは、生後間もなくからの皮膚刺激によるコミュニケーション(ベビーマッサージ)の次の段階で行う、
手の動き+表情+声色を使ったコミュニケーション方法です。
現代人に一番求められること・・・それは人と人とのコミュニケーション力。
ファーストサインでは現代人が失いかけた、生きるために大切な「力」を乳幼児期から養うことで心豊かな人間を育みます。
今なぜファーストサインが必要なのでしょう?
現代に一番求められること・・・それは“人を思いやる心”ではないでしょうか?
信じられないような事件が次々と起こる根本原因として、コミュニケーション不足が第一に挙げられるでしょう。
さらには、携帯電話やインターネットなどの普及により、直接対人とコミュニケーションする方法すら分からずに大人になってしまい、“おたく”や“ひきこもり”をまるで助長するかのような社会にも問題の一端があるといえます。
ファーストサインは、言語によるコミュニケーションを習得する手助けとなるだけでなく、
人間としての喜怒哀楽を表現する能力、健全な情緒の育成にも大きく貢献します。
ファーストサインでは、手を使ったサインだけはなく、
顔の表情=フェイスサイン、声のトーン=ボイスサインにより母子間のコミュニケーションを行います。
ファーストサインを取り入れることで、子どもの言語取得への大切なステップへと繋がっていきます。
ファーストサインでは「○個サインを覚えた」、「早くサインを引き出そう…」ということは重視しません。
大切なのは、相互の「伝えたい、わかりたい」という気持ちを赤ちゃんとママが目を合わせてお互いに感じあうことです。
その気持ちを表現するために、大人であろうと赤ちゃんであろうと声色、表情を豊かに変化させてコミュニケーションを行います。
ファーストサインでは、サインが上手にできる能力の向上を目指しません。
従って、親子ごと、家庭ごとのオリジナルサインがあることも当然容認します。
それは、コミュニケーションの核となる感情の表現が最も重要であると考えるからです。
その結果、子どもの成長過程で最も重要な心の土台を築くことができ、
コミュニケーションがきちんとできる大人へと成長していくのです。